空間を構成する、インテリアの「調整役」

インテリアコーディネートは、家具や照明、色使いなど、部屋を構成する要素を調和させることで、室内空間を目的や好みに合わせて整えることです。単にモノを置くだけではなく、全体の調和を取るように配置することで、空間の印象や過ごしやすさは変わります。アイテムの素材や配置、色の組み合わせによって、同じ広さの部屋でも異なる雰囲気や使い勝手になる点が面白いポイントです。ご自身やご家族の理想とするライフスタイルを思い描き、現実の空間に落とし込むプロセスを楽しみましょう。

インテリアを構成する「3つの要素」

インテリアコーディネートは、目標とする「スタイル・テイスト」を軸に、「カラー・素材」「家具・照明計画」といった要素を検討することで完成度が高まります。

01
スタイル・テイスト
  • ナチュラル 北欧
  • アンティーク ヴィンテージ
  • モダン ラグジュアリー
  • 和風 アジアン
02
カラー・素材
  • カラー 配色
  • 素材 質感
03
家具・照明計画
  • 家具の選定 配置
  • 照明計画

01「スタイル・テイスト」
ナチュラル・北欧 アンティーク・ヴィンテージ モダン・ラグジュアリー 和風・アジアン

ナチュラル・北欧

木の温かみを感じる空間

木の温もりを活かしたナチュラルスタイルや、機能美が共存する北欧テイストは、住まいに安らぎを求める空間づくりの代表格です。明るいトーンの無垢材やコットン・リネンといった天然素材をベースにインテリアを構成することで、視覚的にも触覚的にも心地よい空間が生まれます。

自然光が部屋の奥まで届くよう低めの家具配置を意識しつつ、アクセントに植物のグリーンや柔らかなブルーを添えることで、家族が自然と集まりたくなる開放的で穏やかな空気感を演出できます。

be nakedナチュラル・北欧

明るい木目の「オーク」や「バーチ」といった木材に、テラコッタなど明るいアースカラーを差し色にする点が現代のトレンドです。リネン素材のカーテンや手仕事を感じられる陶器をミックスすると、北欧らしい温かみが生まれます。近年では、日本の「侘び寂び」といった和の美意識と、北欧の機能性や心地よさ(ヒュッゲ)を融合させた「ジャパンディ」スタイルも人気です。

アンティーク・ヴィンテージ

歴史を感じる上質な空間

年月を経た風合いや、歴史的な背景を感じさせるアンティーク・ヴィンテージスタイルは、深い趣と個性ある空間を実現します。使い込まれた木製家具の重厚感や、経年変化で深まる風合いの素材などを上手に組み合わせることで、落ち着きのある「大人な空間」ができあがります。

自分だけのこだわりを反映しやすく、またリノベーション物件のような経年変化を感じる内装とも相性に優れますので、独自の世界観を追求したい方に最適です。

be nakedアンティーク・ヴィンテージ

空間をすべて古いもので統一せず「アイアン脚のテーブルに現代的なデザイナーズチェアを合わせる」といった風に、新旧の対比を楽しむことが洗練された空間づくりのコツです。リノベーション特有の「コンクリート壁・露出配管」といったラフな素材感ともマッチします。「インダストリアル」をテーマにハード系の家具を取り入れると、ひときわ雰囲気のある空間に仕上がります。

モダン・ラグジュアリー

ホテルライクな非日常感を楽しむ

直線的なラインと洗練された素材使いが特徴のモダン・ラグジュアリースタイルは、ホテルのロビーのように高級感と居心地のよさが共存する空間を創り出します。余計な装飾を削ぎ落とすことで、素材そのものの質感の高さを感じられる点が特徴です。

生活感を抑え、選りすぐったアイテムを配置するミニマルな空間は、多忙な日常生活から解放される贅沢な時間を提供します。休息の時間も質を高めたい方に最適な、デザインと機能性が高い次元でマッチするスタイルといえるでしょう。

be nakedモダン・ラグジュアリー

ホテルのような非日常感を演出するカギは、生活感を隠す「収納計画」と、アートを際立たせる「余白」のバランスです。大理石調のタイルや真鍮、スモークガラスなど、光を反射・透過する素材を配置すると、空間の質が高まります。無機質に偏りすぎないよう、上質なファブリックのクッションなどをアクセントに取り入れると、よりリラックスできる雰囲気に仕上がります。

和風・アジアン

自然素材を活かしたリゾート風

伝統的な和のデザインを現代風にアレンジした「和モダン」や、リゾートの開放感を感じる「アジア風」といったスタイルは、自然との調和を重視した癒やしの空間にぴったりです。畳や竹、ラタンなど自然素材の利用や低めの家具構成が特徴で、落ち着きとともに空間の広がりも演出できます。

和風なら障子越しの柔らかな光、アジアンであればエスニックな文様など、テイストごとの特色を取り入れることで、日常を忘れられる非日常的な住環境を実現できます。

be naked和風・アジアン

「和」を基調とする場合は「低重心」の家具選びを意識してみてください。目線が下がることで、和の空間特有の落ち着きと開放感が得られます。床材に南洋材を選べばアジアンな雰囲気のベースができあがりますし、ラタンなどの自然素材にあえて直線的な「和を感じる縦格子」や和紙の照明を組み合わせるのもおすすめです。くつろぎを感じるリゾート感と、日本的な端正さが共存した癒やしの空間が完成します。

02「カラー・素材」
カラー・配色 素材・質感

カラー・配色

空間の心理的な印象をコントロール

色彩計画は、部屋を見た方の心理的な印象を一定程度コントロールできます。一般的には、ベースカラー、メインカラー、アクセントカラーといった色使いを意識すると、バランスの取れたインテリアを実現可能です。

色の明度や彩度を意識することで、多くの色を使用する場合でも雑多な印象を与えず、まとまりのある空間になります。
部屋の利用目的に合わせて、機能面にも配慮した配色を検討しましょう。

be nakedカラー・配色

空間を広く見せるには、床から天井に向かって明るいトーンにするのが定番です。ここであえて天井に暗めの色を選び「おこもり感」を演出する手法もあります。また天井に加えて壁紙も、照明の当たり方によって印象が変わります。色味を選ぶ際は、自然光に加えて夜の照明下でどのように見えるのか、合わせて確認するとイメージ通りの空間に仕上がります。

素材・質感

視覚的・触覚的な心地よさを実現

滑らかなタイル、粗い質感の石材、柔らかなファブリックなど、質感を見極めることで洗練されたインテリアを実現可能です。単一素材に加えて、複数の質感を意図的に組み合わせる手法を利用することも効果的です。

視覚的な美しさに加えて、「素足で触れる床の質感」「手で触れたときの温度感」といった触覚的な要素も含めて考慮すると、より心地よい空間になります。メンテナンス性や耐久性といった実用面も含めて、経年変化も楽しめる素材を選ぶことで、時間とともに空間に深みが増していきます。

be naked素材・質感

リネンの「さらり」とした手触りや、ベルベットの「重厚感」など、視覚に加えて触覚を意識して異なる質感を重ねると、同系色でも豊かな表情が生まれます。無垢材や真鍮など経年変化を楽しめる素材は、住むほどに愛着が湧く「飽きない住まい」になるでしょう。なお、素材選びは細部の納まりに関係します。特にタイルは使用したいサイズを早めに決めることで、目地も美しく揃う設計が可能となります。

03「家具・照明計画」
家具の選定・配置 照明計画

家具の選定・配置

部屋との組み合わせでワンランク上のインテリアに

家具の選定とレイアウト(配置)は、実際の生活動線とデザインの良し悪しを左右します。まずはソファやダイニングテーブルといった「主役」となる大型家具の配置を決め、さらに人がスムーズに通れる「動線」を確保しましょう。

単にデザイン性を追求することに加え、使う人の体格や用途に合った人間工学に基づいた家具選びがストレスのない快適な暮らしに直結します。ライフスタイルの変化にも追従できるのか、現在だけでなく将来の暮らしも見据えて検討すると満足度の高いインテリアが完成します。

be naked家具の選定・配置

家具を選ぶ際はデザインに加えて、人が通るための「動作寸法(椅子の後ろは最低でも60cmなど)」を優先して選びましょう。また、ソファの背もたれや座面の高さによっても、部屋の印象や実際の使い勝手が変わります。家具を壁に寄せすぎず、あえて中央に配置して家族のコミュニケーションを促す「溜まり」の空間を作るレイアウトもおすすめです。季節感を手軽に変えられるクッションカバーを複数揃えて、テンポよく模様替えを楽しむのも素敵です。

照明計画

光の色味や強弱で理想のインテリアに

照明は、光と影のコントロールで空間を演出する、インテリアの主役のひとつです。シーリングライト一灯で全体を均一に照らすことを避け、フロアライトやスポットライト、ペンダントライトを利用する「多灯分散」がおすすめです。

光の色温度(電球色や温白色など)の使い分けによって、活動的な時間とリラックスする時間の切り替えもスムーズになります。
天井や壁面を照らし反射光を利用する間接照明など、多彩な演出方法を事前に知ることが空間の完成度を高める秘訣です。

be naked照明計画

一般的な「一室一灯」のシーリングライトから卒業し、照明プランを丁寧に計画することがリノベーションの醍醐味です。光の重心を低く設定したり、間接照明で壁や天井を照らして陰影を作ると、夜のリラックスタイムが上質なものに変わります。読書のときは昼白色や昼光色、食事やくつろぎの時間は電球色など、シーンに合わせて調光・調色できる機能を取り入れると、おしゃれさと使い勝手が高まり暮らしが豊かになります。

【インテリアを構成する要素を組み合わせる】
コーディネートの考え方

理想の住まいを完成させるためには、単に家具を配置するだけでなく、空間全体の調和と「自分らしいライフスタイル」の検討という視点が欠かせません。

  • 目指したいインテリアのスタイルやテイストを明確にする。
  • カラーの役割(ベース・メイン・アクセント)を意識する。
  • 素材の質感や経年変化を考慮し、視覚と触覚の両面で心地よさを追求する。
  • 生活動線と余白のバランスを考えた、家具のサイズ選定と配置を行う。
  • 多灯分散照明を取り入れ、シーンに合わせた光の演出を計画する。
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